医療機関で「ぎっくり腰」という言い方は
あまりしないかも知れません。
主にこの「ぎっくり腰」は
「急性腰痛」の事を指しているようです。
急に「ギクッ」と音がしたかのように痛みが走り
動けなくなるので西洋では
「魔女の一撃」とも呼ばれています。
物を持ち上げる時、くしゃみをした時、
腰をひねった時など色々な場面で
急激な腰の痛みの総称を
「ぎっくり腰」と呼ぶようです。
ぎっくり腰を悪化させないように、または
再発を防ぐためには原因を知る事です。
ぎっくり腰の原因の一つとして
筋肉の痙攣があげられます。
痙攣で症状を出すのは
「こむらがえり」が有名ですが、
腰部でも、とある筋肉が痙攣を起こすと
腰椎の関節運動にゆがみが発生し
その結果腰部周辺の軟部組織を
関節で挟み込んでしまい
「ぎっくり腰」を起こしてしまいます。
米国疼痛学会のガイドラインでは、
ぎっくり腰に効果が認められる治療の一つとして
「通常活動の継続」をあげています。
「安静」は治療効果が無いだけでなく
回復が遅くなるとされています。
その他にも「脊椎マニピュレーション」
(脊椎関節の動きを良くする施術の方法)や
「表在低温熱ラップ療法」
(腰部にカイロなどを貼っておく方法)の
3つがあげられています。
※あなたの症状が
純粋な「ぎっくり腰」だとも限りません。
様々な疾患を併発している場合も
ありますので、
上記の通りに腰にカイロを貼ったり、
腰を動かす体操などは
自分の判断で行わず、
まずは必ず専門の先生に
診てもらうように
しましょう。